ロゴ

サンドブラスト加工中に砂の出方が悪くなった時の対処方法

サンドブラスト

・急にブラストガンから砂の出が悪くなったぞ
・どうも砂の圧力が下がった気がする
・なんだか彫れるスピードが遅くなった気がする
・突然、ブラストガンから空気しか出てこなくなった

サンドブラスト加工中に砂の出方が悪くなった時の対処方法

サンドブラスト作業中、急に砂が出方が悪くなり困ったことがあると思います。もちろんコンプレッサーが壊れたりする大きなトラブルもありますが、大体はサンドブラストガンに何かしらの原因があることが多く、ちょっとしたメンテナンスで復活することがほとんどです。

今回は、簡単なメンテナンスで快適にサンドブラストする方法を紹介いたします。【サイフォン式(吸上げ式)ブラスト機の場合】

サンドブラストガンの詰まりを除去

一番多い原因はサンドブラストガンやホースなどにゴミが詰まる事。
ガラス彫刻や記念品制作の場合、サンドブラスト加工はマスキングシートを貼り付けて作業するため、研磨砂の中にマスクシートやフィルムなどのゴミが混じってしまうことが多々あります。
研磨砂を吸い上げる時にゴミも一緒に吸い上げ、ホースやブラストガン内に詰まってしまい砂の出方を悪くしているのです。

エアーを逆流させて除去ブラストガンやホースに詰まってしまったゴミを、コンプレッサーから送り込まれているエアーを逆流させることで簡単に除去することができます。

ブラストガンの先を指で塞ぐ

サンドブラストガンの先端ノズル(砂が出るところ)を指で塞ぎ、エアーを逆流させます。コンプレッサーから送られてきたエアーの出口を塞ぐことによって、ブラストガンから砂を吸い上げる側のホースやパイプにエアーを流し詰まったゴミを除去する方法です。
たったこれだけで砂の出方が元通りに・・・なんてことも結構あります。

ゴミを除去する時の注意点この逆流させる方法は非常に簡単で効果的なのですが、この方法には注意点があります。

ゴミを逆流させているだけなので研磨砂にゴミが戻ってしまう
ブラストガンやホースに詰まったゴミを逆流させてるだけなので詰まっていたゴミが元の研磨砂に混ざってしまいます。
そのままサンドブラスト作業を続けていると、またそのゴミを吸い上げ詰まってしまい、結果また砂の出方に支障をきたします。

詰まったゴミを逆流させて取り除いたら研磨砂の掃除をしましょう。

ふるい等使用しゴミを取る

簡単なふるいや裏ごしなどを使って研磨砂に混じったゴミを取り除きます。
これはサンドブラストガンにゴミが詰まった時だけでなく、サンドブラスト作業後、マメに行うことによりブラストガンにゴミが詰まらないようにする予防にもなりますので是非やってみてください。

砂が上手く出ない時の対処方法を動画にしました

ブラストガンノズルの交換

コンプレッサーの空気圧はいつも通りで砂も出てるけど、彫れるスピードが遅くなったと感じた時は、

ブラストガンノズルの穴径を確認してみましょう
サンドブラストガンに装着されてる先端ノズルは大半がセラミック製のノズルです。かなり丈夫なノズルではありますが、サンドブラスト作業を繰り返すことによって徐々に削れ、穴径が広がっていきます。

穴径が広がるとコンプレサーからは同じ空気量が送られてきても、ノズルの先端から出る研磨砂はより広域に広がって吹き出しアタック力は下がります。
その結果、彫れるスピードが遅くなり作業効率も悪くなるのです。

穴が広がったノズル(左は新品)

サンドブラストの作業効率が悪いと感じたらノズル穴径を確認し、広がっていただら交換しましょう。

エアー漏れがないかの確認

ブラストガンノズルが摩耗しているのには皆さん気づくのですが、砂の吸上げ口のホースやジョイント金具の摩耗には皆さんなかなか気づきません。

ゴミの詰まりを取り除き、先端ノズルの交換をしても改善しない場合にはエアー漏れが起こってる可能性が高いです。

長期にわたりサンドブラスト作業をしているとブラストキャビネット内のホースは研磨砂にさらされた状態が続き、徐々に弱くなります。
触ってみると固めの弾力で張りのあったホースが柔らかくふにゃっとしてしまっているのが分かると思います。

一度サンドブラスト機をスタートさせてホースに手をかざしてエアー漏れがないか確認してみてください。小さな亀裂からエアーが漏れてるかもしれません。

接続金具の摩耗が盲点ホースは確認すればエアー漏れを見つけるのは容易なのですが、ホースとブラストガンを接続するための金具(タケノコ)の摩耗はなかなか気づきません。
丈夫な金属とはいえ研磨砂によって徐々に削られていきます。

摩耗で穴が開いた金具

写真左は新品の金具と摩耗した金具。普段はホースでおおわれて見えないところなのですが先端部分とネジの根元の部分に激しい摩耗が見られます。
これだけ穴が開いているとホースの根元からエアー漏れが起こります。
右のアップの写真で分かるように摩耗で金属がかなり薄くなっており、ちょっと力を加えるとポキっと折れてしまいそうです。こうなる前に交換しておきたいものです。

日頃のメンテナンスで快適なサンドブラスト加工をしよう

今回紹介いたしました、サンドブラストガンから砂が出にくくなる原因は、日頃のサンドブラスト作業終了時に簡単なメンテナンスをするだけで防ぐことが出来ることばかりです。

・研磨砂のゴミを取り除く
・摩耗したノズルは交換する
・ホース、接続金具の摩耗をチェック

この3点に注意するだけで快適なサンドブラスト作業が出来るようになります。
また、こういったメンテナンスを続けることによってブラストガンやサンドブラストキャビネットの寿命もかなり延びることでしょう。

常に砂嵐の中で頑張ってるサンドブラスト機をもっともっと可愛がってあげましょう。

人気記事 【初心者向け】ガラスフュージングの始め方|必要な道具と消耗品

人気記事 【フュージング裏技】100均シリコンゴムでガラスのドクロを作ってみた