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2インチ平面ガラス研磨機をより便利にする激安カスタマイズ方法

ガラス研磨

昨年、YouTubeで紹介させていただきましてから大人気の平面ガラス研磨機「2インチ平面研磨変換ビット&ミニグラスグラインダー」

フュージングアクセサリー制作には欠かせないガラス研磨が省スペースで簡単に出来ると大変ご好評いただいております。

元々は横回転のダイヤビットでガラスパーツの側面を削り形状を整えるためのグラスルーター。
そこに平面研磨用の変換ビットを装着することにより平盤研磨機に変身させる仕組みなのですが、そのままでは少し使いにくい部分が・・・。

今回はその部分をより使いやすく、それも激安価格でカスタマイズできる方法を紹介いたします。

2インチガラス研磨機を激安カスタマイズ

通常販売されてる「ミニグラスグラインダー&平面研磨変換ビットセット」の内容は

・ミニグラスグラインダー
・平面研磨パッドビット
・マグネット式研磨パッド(#100 #400 #800 #1500 フェルト)

上記のとおりグラインダー本体と平面研磨用のビットセットのみとなってます。

水の飛び散りを防ぎたい

ガラス研磨に必ず使わねばならないのは水。
ガラスを研磨すると摩擦熱が非常に高くなり、水を使わないと間違いなくガラスは割れてしまいます。

この2インチ平面研磨機の場合、研磨するガラスに水を含んだスポンジ等を当てて水滴を垂らしながらガラス研磨するのですが、パッドの回転力でどうしても水が飛び散ってしまい気がつけば周囲はベチャベチャなんてことも・・・。
水をガードできる激安カスタマイズなにかしら水の飛び散りを抑えるためのカベを作りたいと思い見つけてきましたのが100均ダイソーで販売されてる「ステンレス粉ふるい」
直径16.5cmとグラスグラインダーの網目の面にピッタリのサイズ。

粉ふるいの網をはがして上に乗せればまさしく水ガード。
高さも4.5cmなので研磨パッドから約2cmほど高さがあるので、回転で飛び散る水を抑えてそのまま下に落としてくれます。

また研磨するガラスを持つ手の位置も邪魔にならず絶妙な高さ。
粉ふるいではなくガラス研磨専用に開発されたものと言ってもいいくらいの代物です。(それは言い過ぎ・・・)

固定方法はモールで止めるだけミニグラスグラインダーの天板は網目になっていますので、そこに100均で購入したモールを通して粉ふるいの水ガードを3か所ほど括り付ければ固定完了、完璧な水ガードの完成です。

これで水を使いながら研磨パッドを回転させても飛び散った水はガードにあたり下に落ちてくれますね。

今回の内容を動画で紹介

水の補給システムを作る

通常であれば水を浸み込ませてたスポンジなどと研磨するガラスを手に持ち、適度に水を補給しながらガラスを削ったり磨いたりするのですが、これがなかなな手間のかかる作業。

大型ガラス研磨機のように上から水が落ちてきてくれたらな・・・

ペットボトルから水滴を落とす水滴を落とす方法を色々考えてみたのですがシンプルイズベスト。
水の入ったペットボトルを逆さまにしてキャップに小さい穴をあけて水をポタポタと落とすことにしました。

研磨途中でも水が補給できるようにペットボトルの底面は切り取り給水ボトルの完成。

固定軸は100均グッズ上から水滴を落とすためにはペットボトルを固定しなければなりません。
そこれ見つけてきたのが100均ダイソーで見つけてきた地面に刺せるドリンクホルダー

キャンプなどで地面に刺すだけで、缶やペットボトルを地面に直接置かなくてもよくなるというアイデア商品。

これをミニグラスグラインダーに装着できれば、ペットボトルを逆さに固定でき上から水滴を落とすことが出来ます。

ドリンクホルダーをS字に曲げて研磨パッドの真上にくるようにして、ガムテープで軸の太さを調節して差し込む。

水ガードとはこれも100均目玉クリップの穴を上手く使って固定。

それでも実際水の入ったペットボトルを乗せるとぐらつきがあるので最強兵器輪ゴムで固定。

若干チープな外観ではありますがこれで研磨用の水補給システムは完成。
快適なガラス研磨ができるようになりました。 

立ちはだかる排水問題

これで水滴を適度に落とし、快適なガラス研磨作業ができると思っていたのですが、新たな問題発生。

水が上皿に溜まり続けやがて溢れてしまう問題

もともとこのミニグラスグラインダーはルータービットに水を供給するために上皿に水を溜めて使用するのですが、平面研磨ビットの場合上皿は空っぽで研磨を始めてもやがて上から落とした水が上皿に溜まり溢れてしまう。

なのでこのままだとガラス研磨途中で一度本体を傾けて溜まった水を捨てなければならないのです。

穴を開けてホースで排水
そこで上皿の中央に丸い穴を開けて、そこにホースを差し込んで溜まった水を外に排水するようにしました。

これであればミニグラスグラインダーの外側にバケツなどを用意して排水ホースを突っ込んでおけば上皿から水が溢れることなくガラス研磨作業を継続することができます。

総額1000円未満でカスタマイズ完成

これにより「ミニグラスグラインダー&平面研磨変換ビットセット」を使う上で気になってた事、もうちょっと欲しかった機能をカスタマイズすることができました。

・水の飛び散り
・水の補給
・排水


すべて解決できてかかった費用は1000円未満。

見た目はあまり褒められたものではありませんが、ガラスを研磨する上で必要な機能はすべてそろったのではないでしょうか。

とても小さいガラス平面研磨機ですが、ガラスフュージングなどでアクセサリーや小物制作においての「ちょっと研磨したかった」を実現できるリーズナブルで画期的なガラス研磨機だと思います。

ガラス研磨を始めましょう。
そしてガラスをピッカピカにしよう!

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