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ランニングプライヤーによってガラスカット力って変わるのかな

ガラスフュージング

ガラスをカットするが苦手な方は結構いらっしゃって、特にガラスフュージングを始めてまもない頃であればガラスカットは最大の壁と言ってもいいかもしれません。

ガラスカッターでスコアライン(カットライン)を入れてそのラインから割とることによりガラスはカットできるのですが、この割り取る時に使用するランニングプライヤーという便利な道具があります。

慣れた方であればガラスに入れたスコアラインから素手で割り取るなんてこともできるのですが、まだ慣れないうちは素手でガラスを・・・となるとなかなかの恐怖感がありますよね。

そこで使うのがこのランニングプライヤー。
ガラスに入ったスコアラインに沿って印を合わせて軽く握ればペキっと簡単にガラスを割り取ることができます。

さてこのランニングプライヤー。
安価なものから高価なものまで、プラスチック製や金属製など様々なタイプがあるのですが、
使うランニングプライヤーによってガラスのカット力って変わるのかな?

そんな疑問にお答えすべく、今回はプラスチック製と金属製のランニングプライヤーではガラスカット力が変わるのかどうかについてやっていきたいと思います。

プラスチック製と金属製でのカット力の違い

ガラスカッターでラインを入れてから割り取る

ランニングプライヤーといえば・・・

皆さんよく目にするのはキレイな水色のランニングプライヤー「ブルーランナー」
プラスチック製なので軽く、とっても使いやすいランニングプライヤーです。

グラクラマーケットでもガラスフュージング初心者の方に必要なお道具をセットにした商品「フュージング七つ道具にも入っているブルーランナー

先端の出っ張りラインをガラスに入れたスコアラインに合わせて握れば簡単にガラスが割り取れるという優れものでございます。

ランニングプライヤーがガラスを割る原理

ランニングプライヤーの先端は下側中央に出っぱりがあったり山型のアーチになっていて、上側はそれを受けるように両端が出っ張ったり逆アーチ型になったりしております。

つまりガラスを挟んんで握ることによって、下から1点で力が入り上から2点で力が入りガラスが割れる仕組みとなっております。

テコの原理っちゅうやつやね。

ブルーランナー(プラスチック製)の弱点

このブルーランナーをご使用のお客様から
『厚めのガラスをカットするときにどうも上手く割り取れない』
というご意見をちらほら耳にいたしまして、実際のところどの程度のガラスの厚みで割りにくくなるのか実験してみました。

2〜3mmの厚み

余裕ですね。
皆さんが一番よく使うガラスの厚みの2mm,3mmはなんの問題もなくカットできます。

一気に倍の6mm

最近ではカバーガラスとして6mm厚のクリアガラスを使う技法なんていうのもありまして、
ブルズアイクリアTEKTA6mmをカットすることがあったりも・・・。

なんとかカットできました。
もちろん2mm,3mmのように軽くペキっとはいかず、力を込めて何度か握ってやっと割れるといった感覚。
かなり無理矢理な使い方になりました。

原因はプラスチックの柔らかさ

握ると割と柔らかい・・・

そうなんですこのブルーランナー
プラスチック製ということで軽くて使いやすいのはいいのですが、材質が柔らかく厚めの頑丈なガラスを挟んで握るとウニャーっと曲がっちゃうんです。

つまり握った力がガラスに直接届かず、プラスチックが曲がって握る力を吸収しちゃうんですね。
力が逃げちゃうと流石に厚いガラスはなかなか割れてくれません。

フュージングしたガラスのカット

両手で握ってもムリ

ガラスフュージングでいろいろ作っていきますと一度重ねて焼成したガラスをカットして並べたり、作品のワンポイントとして使ったりなんてことも出てきます。

となれば3mm厚ガラスを2枚重ねて焼成(6mm厚)したフュージングパーツをカットするなんてこともございます。
やはりブルーランナーの場合、先程のクリアTEKTA6mmでもカットが難しかった状態だったものが、今度は一度焼成されたガラスで端が丸みを帯びていたりなんてすると余計に力が伝わりにくく・・・
結局、割りとることができませんでした。

金属製メタルランナーの場合

軽くて使いやすいものの、材質が柔らかく握った力が逃げちゃうプラスチック製ブルーランナー。
ということはプラスチックでなく、材質の硬い金属製であれば握るもガラスに伝わりやすく楽にカットできるのではないか・・・
そこで登場するのが金属製ランニングプライヤー、その名も「メタルランナー」

大きさは先程のブルーランナーとほぼ変わらないもののさすがは金属製。
ズッシリとした重たさがありますね。

もちろんこのメタルランナーも使い方は同じで、先端に書いてあるラインにガラスに入れたスコアラインを合わせて握ることによってガラスを割りとります。

握る力がそのまま伝わる金属製

さてこの「メタルランナー」。
金属製ということでもちろん硬く、握ってもブルーランナーのように柄の部分が曲がることはありません。
つまり握った力が逃げずそのまま先端に伝わります。
割り取る力がプラスチック製のブルーランナーより強いという想像はつきますね。

2mm,3mmは余裕のよっちゃん

もちろんメタルランナーでもよく使用する2mm,3mm厚のガラスカットは余裕。

6mm厚クリアTEKTAも・・・

軽い力でペキっと。楽々割り取ることができました。握る力が逃げないとこんなに簡単に割りとることができるんですね。

フュージングパーツの6mm厚

ガラスの端が丸みを帯びてることもあって若干の滑りやすくなりますが、見事割ることができました。

まさかの9mm厚

さすがにパワーが要りました

ものは試しと3mm厚のガラスを3枚重ねてタックフューズして約9mm厚のフュージングパーツを作りカットしてみました。
これは流石に力は要りますがなんとかカットできました。
(本来はちゃんと厚物用のランニングプライヤーなんてものがあります)

プラスチック製と金属製ランニングプライヤー

使い方としては通常のガラスフュージング用ガラスのカットではプラスチック製「ブルーランナー」で十分だと思います。
ガラスカット枚数が多い時など軽い方が疲れませんし、よく使用する2mm,3mm厚のガラスであれば何の問題もなくカットすることができます。

フュージング後のパーツをカットしたい、6mmのクリアガラスを使うことが多いなんて方は金属製「メタルランナー」を使いましょう。

フュージング前のカットには軽くて使いやすいプラスチック製「ブルーランナー」を使い、特殊なパターンのガラスをカットする時にピンポイントで金属製「メタルランナー」を使うという二刀流なんてのがいいのではないでしょうか。

ガラスカットの苦手を克服して、ガラスフュージングをいっぱい楽しみましょう。

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