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フュージング離型紙の面白い使い方【ガラスチェーンの作り方】

ガラスフュージング 電気炉プチでフュージング

フュージング離型紙(セラフォーム)のいつもと違った使い方

電気炉の棚板に敷くだけではなく・・・

ガラスフュージングで今や必須アイテムとなっている離型紙。セパレートペーパーやセラフォームと呼ばれることもあります。

電気炉の棚板にこの離型紙を敷いて、その上に焼成するガラスを乗せると溶けたガラスが棚板に付着しなくなるという、ガラスフュージングをする人にとってはある意味「魔法の紙」と言ってもいいのではないでしょうか。

そんな離型紙を棚板に敷く以外の使い方に挑戦してみました。

ガラスとガラスの付着も防ぐことが出来る

棚板とガラスの付着を防ぐことが出来るのであれば、焼成するガラス同士の付着も防ぐことができるのではないだろうか・・・
そんな思いからガラスとガラスの付着を防ぐことを実証すべく、面白いガラスフュージング実験をしてみました。

棚板にはいつものように離型紙を敷きます。そしてフュージング用のガラス(今回は切り残したガラス端材を使ってみました)を5mm幅ほどにカットし12本用意いたしました。

フュージング用ガラスを並べる

写真のように四角形が3個重なった形に並べました。注目していただきたいのは離型紙の置き方。他の四角形とガラスが重なる部分に小さくカットした離型紙を挟んで置いております。

つまり、四角い枠のガラスが3個重なったガラスの焼成なのですが、部分的に離型紙でガラス同士がくっ付かないようにしている状態です。

焼成温度は780℃、フルフューズの少し手前

トップ温度780℃で焼成

YouTubeチャンネルで「電気炉プチでガラスフュージングはどこまで出来るのか」という動画シリーズをやっておりますので、今回も使った電気炉は「スーパープチ」非常に狭い炉内ではありますが、これくらいのガラスフュージングなら問題なくクリアしてくれます。

フュージング焼成後のガラス

ガラスが冷めて電気炉から取り出しました。狙ったところはフルフューズのちょって手前。電気炉プチの特性でもあるのですが炉内の奥と手前で温度差がありますので奥(ピンク側)の方がよく溶けてますね。ここは致し方無いところ。小さくカットして部分的に置いた離型紙も上手くガラスの間で作用してくれてるようです。

ガラスを持ち上げると、ガラスの鎖が・・・

このガラスを持ち上げるとどうなるのか、離型紙を置いた部分はどうなっているのか、気になるところです。

フュージングガラスの鎖

ガラスが鎖状につながってくれました。四角いガラスは3個出来上がるのですが、各四角ガラスの接触面に離型紙を置くことにより四角ガラス同士はくっ付かず、鎖状のガラスになるのです。皆さんも一度挑戦してみてはいかがでしょうか。持ち上げる時の感動を実感してくださいね。

YouTubeで詳しく解説しております

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