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【初心者向け】ガラスフュージングの始め方|必要な道具と消耗品

ガラスフュージング

・ガラスフュージング始めたいけどどうすればいいのかな
・どんな道具を用意すればいいの?
・他に必要な物ってないのかな
・私のやり方で合ってるのかな?

SNSやハンドメイドサイトの普及によってアクセサリーやお皿などのガラスフュージング作品をよく目にするようになりました。

「私も作ってみたいな」
「作ったガラスを私も販売したいな」


そう思ってる方も多いのではないでしょうか。

でもどうやって始めたらいいんだろう?
出来上がった作品は目にすることはあっても制作するための道具や消耗品はなかなか目にすることはありません。

道具や消耗品もどれを揃えたらいいのかわからないまま・・・
なんて方もおられるのではないでしょうか

今回の記事では、
ガラスフュージングを始めたい
ガラスフュージングを始めてみたけどまだ不安

そんな方に向けて
ガラスフュージングに最小限必要な道具と消耗品について解説したいと思います。

今回の内容を動画でご覧いただけます

ガラスフュージングの始め方|必要な道具と消耗品

フュージングとは英語の「fuse(熔ける、溶着する)」を語源とする、一般的には板ガラスを電気炉で溶着させる技法のことです。

このフュージングで作品を制作するには大まかに3つの工程があります。

1.ガラスをカットする
2.ガラスを並べる(レイアウト)
3.電気炉で焼成

この3つの各工程ごとに使用する道具や消耗品がありますので、各工程ごとに分けて解説していきたいと思います。

1.ガラスをカットする

フュージングでは作りたい物に合わせてガラスをカットしなくてはなりません。
ここではガラスをカットる時に必要な道具を紹介いたします。

※定規やカッターマットなどは割愛させていただいております。

ガラスカッターとカッティングオイル

ガラスカッター読んで字のごとくガラスをカットするためのカッターです。
ガラスカッターといってもハサミや普通のカッターのようにスパッとガラスを切断するものではありません。

ガラスのカットは最初にガラスの表面に割れ目(スコア)をつけ、そこから割って切断します。
その割れ目(スコア)を付けるための物がガラスカッターです。

カッティングオイルガラスカッターの潤滑油としての役割もありますが、重要なのは水分をはじくという役目です。

ガラスカッターで付けた割れ目に水分が付着するとメキメキとガラスが変な方向に割れていってしまいます。
その水分をはじくためにオイルをつける必要があります。

G-CAMガラスカッター

ガラスを挟んで喰い切るようにして使用するガラスカッターです。
ガラスカット残りに端材を細かくカットしてガラス粒にしたり、ガラスの形状を整えるカットに使用したりするガラスカッターです。

ワニ口プライヤー

ガラスカッターで付けたスコアラインに沿って挟んでガラスを割り取るためのペンチです。
幅の広いガラスカットであれば手でも割り取ることができますが、細いカットだと手で割り取ることができません。
その時にワニ口プライヤーを使うと楽にガラスを割り取ることができます。

ランニングプライヤー

ガラスカッターで入れた割れ目(スコアライン)に沿って挟んでガラスを割る道具です。
本体についたラインとガラスのスコアラインを一直線上にして挟むと、スコアラインの外側に均等に力が加わりガラスを割ることができます。

2.ガラスを並べる(レイアウト)

ガラスをカットし終わったら制作する形状にガラスを並べます。
離型紙を敷いた電気炉棚板の上でレイアウトし、電気炉までの中に入れるまでの工程です。

パーフェクトクリーナー

ガラスの汚れ、指紋、油分などがガラスに残ったまま焼成すると出来上がったガラスが曇ったり、ひどい時には指紋がそのまま焼き付いた状態で出来上がってくることもあります。

そんなことにならないよう パーフェクトクリーナーをガラスに塗布し、ウエスなどで キレイに拭きあげてガラスを必ずキレイにしておきましょう。

フュージングのり

ガラスの表面はツルツルしてるため、一生懸命レイアウトしたガラスが電気炉に運ぶ時にちょっとした振動でズレてしまうことがあります。

それを防ぐために使用するのがフュージングのりです。
ガラスに少量のフュージングのりを塗り、仮止めすることによりガラスをずらすことなく電気炉まで移動させることができます。

3.電気炉で焼成

レイアウトしたガラスを電気炉で焼成するのですが、電気炉の棚板にガラスを直接置いてしてしまうとガラスが溶けて棚板とくっ付いてしまいます。

ガラスの付着を防ぐためにフュージングでは必ず離型剤を使用します。

離型紙(セラフォーム)

紙タイプの離型剤でセラフォーム、セラシート、セパレートペーパーなどと呼ばれることもあります。

焼成するガラスに合わせてハサミなどでカットし棚板に敷くだけでガラスの付着を防ぐことが出来ます。

焼成後は粉状になりますので、焼成後の取り扱いには必ず防塵マスクを着用してください。

離型剤(パーフェクトプライマー)

スプレータイプの離型剤です。モールドなど離型紙を敷きにくい型などでガラスを焼成する時に使用します。

離型剤には安価な水で溶いて使用する物もあるのですが、初心者の方には扱いが少し難しいため、このスプレータイプの離型剤をおすすめいたします。

以上、ガラスフュージングを始めるにあたって最小限必要な道具と消耗品を解説させていただきました。

詳しい使い方についてはリンクページから動画でご覧いただくことが可能ですの是非ご覧いただければと思います。

初めては分からなくて当たり前

本記事を最後までご覧いただきありがとうございます。

おそらく皆さん一生懸命ググってこのブログ記事までたどり着いたのだと思います。
ガラスフュージングは最近でこそかなりの広がりを見せておりますが、まだまだメジャーではなく資料や情報もかなり少ないクラフトです。

近くにガラス教室がありすぐに勉強できればいいのですが、そんな恵まれた環境の人ばかりではありません。

情報が少なく不安になることも多いと思います。
始めたての人はみんな不安です。自分だけだと思う必要はありません。

今後もそんな皆さんの不安を拭い去ることが出来ような記事を書いていきたいと思っております。

一緒にガラスフュージングを楽しみましょう。

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