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フュージング八角皿を作ってみよう

ガラスフュージング

ガラスフュージングで作りたい物としてトップを争うのがフュージング皿。
自分で制作したフュージングガラスが食卓に並ぶと想像するだけでもテンションが上がりますよね。

ところが、初心者の方にはガラスカットであったりモールドの使い方など少々ハードルが高い部分があるのも現実。
なかなか思い通りに作れないというお話もよく耳にいたします。

フュージング初心者の方でも作りやすく、でもちょっと背伸びしたアレンジのオシャレなガラス皿を作る方法はないかな…
私なりにいろいろ調べてみましたら海外サイトにてちょっと面白いガラスボウルの作り方を見つけました。

そのままでは少し初心者の方には難しい部分もありましたので今回は、その制作方法を少しアレンジして、フュージング初心者の方でも作りやすいガラスフュージング皿の作り方を紹介したいと思います。

今回の記事を動画で解説

フュージング八角皿の作り方

今回参考にいたしましたガラスフュージングは、アメリカのガラスメーカー「Bullseye社」のホームページにて公開されてるガラスボウルの作り方です。

ほんとキレイでかわいいガラスボウルですよね。
ベースガラスにクリアに白い流れが入ったストリーキーガラスを使い、上に淡い色が特徴のティントシリーズを乗せて焼成して制作するガラスボウルです。
誰もが作ってみたいなぁと思うのではないでしょうか。

ガラスカットの壁

さて、制作を進めるにあたって初心者の方がいきなりぶち当たるのがガラスカット。
そうです。
このボウルを制作するにはガラスを丸くカットしなければならないのです。

無理ぃぃぃ

この時点で諦めてしまう人もおられるのではないでしょうか。

もっと練習せんかいっ
という話なのですが、それではちょっと優しくないかと思いまして。

じゃぁ丸と四角の間「八角形」でどうだ#それで折り合いはついてるのか?

これなら直線カットだし真っ四角よりちょっとした背伸び感もあるよね。

またちょうど我がグラクラマーケットで販売開始いたしました「八角皿モールド」が最適ではないですか!
#本当に偶然か?

ガラスを八角形にカットする

ブルズアイ「2130 クリア・ホワイトST」「1820 ペールイエローティント」を八角形にカットするわけですが、ここで用意するのが八角形を書いた紙。

八角皿モールドと同じの10cmサイズの八角形を描いた紙の上にガラスを乗せてカットラインをガラスに書きます。
※線でなくても点を描くだけでもOK

気づいた方もおられると思います。
そうです。なんと10cm角サイズのガラスを使うとカットがムチャクチャ楽になるのです。

つまりガラスの角を4箇所カットするだけ。
もちろんティントシリーズは元から10cm角サイズで販売させていただいているのでそのまま使えます。

ストリーキーガラスは20cm角の販売のみですが4分割で10cm角にカットしたら4枚ベースガラスを作れますね。

重ねて一度フルフュージング

ベースガラスにティントを乗せてフルフュージング。

ガラス皿を制作するには、一度ガラス板を焼成して出来上がったガラスをモールドに乗せて曲げる(スランピング)のが正解。

いきなりモールドに乗せて一気に焼成してはダメなの?「どうせ焼成するのだから最初からモールドに乗せて焼成しちゃえばいいやん」

なんて思う方もおられるかもしれません。

これはやめたほうがいいです。

スランピング温度は大体650℃前後。つまりガラスが溶けない温度なんです。
2枚重ねたガラスがくっ付いたかくっついてないかの状態。
もちろんガラスの端は鋭角なまま。そんな危険なお皿を作るわけにはいきませんよね。

逆にフルフューズの温度(800℃前後)でスランプしたら、ガラスはもちろん溶けますが、重力でガラスがモールドに沿って落ちてきてしまいます。

ベースガラスを制作する時と曲げる時の温度は違うんです。
そこは必ず意識しておいてくださいね。

出来上がったガラスをスランピング

今回は合計4色の八角皿を作ります(ストリーキーガラスを4分割したからね)
一度焼成した八角形ガラスを順番にスランピング。

もちろん棚板には念のためにセラフォーム(離型紙)を敷いて、モールドにはパーフェクトプライマーを塗布してくださいね。

大きい電気炉なら一度に4枚まとめてなんてこともできるんだけど、お気に入りのキルンキング160PKSで1枚ずつ制作。

鮮やかな八角皿のできあがり

キレイなお皿が出来上がりました。
ストリーキーの模様とティントシリーズの淡い色合いが見事にマッチ下しております。

お皿のサイド部分が色濃くなってるのがこれまたオシャレっすよね。
大満足の仕上がりとなりました。

自分で作ったお皿でいただくスイーツはこれまた格別。
皆さんもぜひ挑戦してみてくださいね。

ガラスフュージングを楽しみましょう。

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