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ガラスフュージング2020ヒット商品BEST5

ガラスフュージング ガラス研磨

2020年もいよいよ年の瀬がせまってきましたね。
実は今年、グラクラマーケットでは例年と違った商品が大ヒットいたしました。

もちろん100年に一度とも言われる厄災がやってきたことが原因になってることもあるかと思います。

でも一番の要因と思われることは

・ガラスフュージングを始める方が増えた
・これまで楽しんできた方がステップアップ

この2点をかなり感じた1年でした。

今回は、その例年とは売れ行きが変わって大ヒットした商品ベスト5を紹介したいと思います。

2020年ガラスフュージングで大ヒットした5つの商材

今年よく売れた商品の特徴は、ガラス材料ではラインナップや種類を増やした商品。そして例年との一番の違い、機材や道具需要がかなり増えたことだと思います。

ガラスパウダー50g入り

フュージング用のガラス材料で、一番ヒットしたのはガラスパウダー。

グラクラマーケットではブルズアイ社製のガラスパウダーを50gで販売させていただいております。

透明系、不透明系、合わせて23色のラインナップだったのですが、今年は早くから「色の種類を増やして欲しい」との要望をかなりいただきました。

ショップやtwitterなどにも追加して欲しい色のコメントなどもいただき、その中から人気だった26色を追加いたしまして、合計49色のラインナップにいたしましたところ人気爆発(驚)

ほんとたくさんの方にガラスパウダーの新色を楽しいんでいただきました。

もちろんガラスパウダーの色が増えたのでその色を試された方が増えたのもありますが、これまで板ガラスのみでガラスフュージングをされていた方が「ガラスパウダーも使ってみよう」と新たな技法にチャレンジすべくガラスパウダーを取り入れられたのが大きな要因だと思います。

動画内で爆弾発言!?

ガラスパウダーの動画撮影中に僕の頭に
「ガラスフリットは今のまま23色でいいのかな?」
なんてことがよぎり、撮影中にもかかわらず

「ガラスフリットの色も増やします!」
言っちゃった。そして今、書いちゃった。

やります。2021年1月中にブルズアイガラスフリットのラインナップ大幅に増やします。ご期待ください。

今回の内容を動画にしました

パーフェクトプライマー

2つめは離型剤パーフェクトプライマー

みなさんご存知、スプレー式の離型剤です。

ガラスフュージング用の離型剤は水で溶いて塗るタイプのものか、このスプレー式のものが一般的です。

水溶きタイプは安価ではありますがムラなく塗るのにコツもいるし、また乾燥時間がかかります。(本来は一度電気炉で焼成してから使用するものなんですよ)

それに対してパーフェクトプライマーはスプレー式なので塗るのも簡単、乾燥も早くあっという間に電気炉のスイッチを入れることができまるのが最高なんです。
※お値段の事には触れるなw

これが便利なのですが、なんと言っても今年人気になった要因はこれ

離型紙がガラスに食い込まなくなる
そうなんです。このパーフェクトプライマーを離型紙に軽くスプレーしておくと、フルフュージング時でもガラスの底面に粉状になった離型紙が食い込まなくなるんです。

確かにこれは便利技です。この技を使ってガラスの裏側がキレイに仕上げることができるようになったのは大きいですね。

フュージング7つ道具

ガラスフュージングでひとまず必要な道具や消耗品がセットになった商品として人気のフュージング7つ道具。

ガラスフュージングを始めたはいいが、道具や消耗品は何を揃えたらいいんだろう
誰もが最初にぶち当たる壁ですよね。

ガラスカットして・・・ 割り取って・・・ 重ねたガラスがズレないようにして・・・ 離型紙を敷いて・・・ 電気炉の中にセット・・・

この一連の流れまで使用する道具、消耗品が入っているセットと思っていただければ良いかと思います。

このセットの良いところは、なんと言っても取扱説明書。
写真入りで全ての道具の使用方法が解説してあります。

ガラスフュージング用の道具は、これといって説明書が付属しているわけではないので、ここまで親切な解説書が付属していると初心者の方にはとても嬉しいのではないかと思います。

特に今年はガラスフュージングを始めれられる方が多かったこともあり、大ヒット商品となりました。

2インチ平面研磨変換ビットセット

今年急激に需要が高まったのがこの2インチ平面研磨変換ビットセット

カット後のガラスの側面を削り、形状を整えるために使用するグラスルーターのダイヤビットの代わりに変換パッドを取り付けることによって平面研磨機として使用することができるようになるという画期的なセットです。

今はインスタやツイッターなどに作品をアップされる作家さんが増え、キレイに研磨しているガラス作品はやはり目を引くものです。

そのようなこともありガラスフュージングを楽しむ中で、ガラス研磨の必要性に気づかれた方がかなり増えたのではないでしょうか。

手軽にガラス研磨ができる機材としてこの研磨機が注目を集めたのだと思います。

これから先、ガラスフュージングの中でのガラス研磨が占める割合も増えていくことでしょう。

一度ガラス研磨で仕上げた作品の素晴らしさを体感するのにもいい研磨機材だと思います。

キルンキング160PKS

なんと言っても今年は電気炉の需要が一気に増えました。
グラクラマーケットでも僕が一押ししている電気炉「キルンキング160PKS」は例年と比べて大ヒットとなりました。

もちろんガラスフュージングを始めるにあたり初めての電気炉としてご購入いただいたくことも多かったのですが、今年特に目立ったのは電気炉のステップアップとしてご購入いただいた方が多かったこと。

これまで電子レンジでフュージングを楽しむ「マイクロウェーブキルン」や電気炉スーパープチなどを使って、小さいサイズでのフュージングを楽しんでおられた方が、「お皿など大きいサイズでのガラスフュージングをやってみたい」とステップアップされた方が多かったのも今年の特徴でした。

またこれまで大きな電気炉1台で制作されていた方が、小さめのフュージング用に2台目としてご購入いただくこともあり、使いやすいサイズのキルンキング160PKSの需要が高かった1年となりました。

まさにガラスフュージング元年!?

今年、ガラスフュージング商材では例年と違う展開が見えた1年となりました。

ガラスフュージングを始めた方も増え、これまでからのステップアップを目指す方も増え、ある意味「ガラスフュージング元年」と言っても良いくらいの1年だったのではないでしょうか。

ガラスフュージングはガラス工芸の中でも歴史も浅く、まだまだメジャーなガラス工芸とは言えない技法ではありますが、この1年での躍進は目を見張るものがありました。

来年からもますますガラスフュージングは盛り上がることと思います。
僕自身もガラスフュージングを楽しむ皆さんの少しでも力になれるよう頑張りたいと思っております。

一緒にガラスフュージングを楽しみましょうね。

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