【ガラスフュージング】ガラス粘土究極の使い方!?|モデリングガラスキットを使ってみた
「ガラスを粘土みたいに造形できたらいいのにな…」
そんなこと思ったことはないだろか。
溶けたガラスを扱うブローやバーナーワークと違い、冷たいガラスを電気炉で加熱するガラスフュージングは、溶けたガラスのように高温での加工がない分、造形というのがどうしても苦手なガラス工芸です。
ということは、冷たいガラスの状態で粘土のようにガラスを造形できれば…
という感覚になりますよね。
「ガラスを粘土状にすることができる」そんな素材があることを知ってますか?
ガラスモデリングキット
そうなんです。ガラスを粘土状にすることが可能な素材があるんです。
今回はそのガラスを粘土状にすることができる「ガラスモデリングキット」を僕流の使い方をしてみました。
モデリングガラスキットとは一体なんだ?
そうなんです。ガラスを粘土状にしてしまうキット
「ガラスモデリングキット」
・バインダー(粉末)
・メディウム(液体)
この2つからなる「モデリングガラスキット」
薬の顆粒のようなバインダーと少し怪しい紫色の液体のバインダー、そして水をガラスパウダーと混ぜることによって粘土状のガラスになるという。
ガラスパウダーをコネコネ粘土状になればいろんな造形を楽しむことができて、それを焼成することによってガラスの造形物を作ることができる。そう思うだけでも楽しみが増えますよね。
さっそくガラスパウダーを粘土状にする工程を解説していきましょう。
モデリンググラスキット|ガラス粘土制作キット)
ガラスパウダーを粘土状にするためのキットです。 ガラスパウダーに水とバインダー、メディウムを必要な分量を混ぜてることによって ガラスが粘土状になり、形成できるようになります。
ガラスが粘土状になるまでの工程
まずはしっかり分量を計るところから始めます。
取扱説明書に記載の分量だとかなりガラスパウダーの量がいるので、半分の量でやってみます。
・ガラスパウダー 55g
・バインダー 3g
・メディウム 2.5g
・水 30g

まず、ガラスパウダーにバインダーを混ぜる

続いて水を何回かに分けて投入し混ぜていき、入れ終わったら握って塊にしていく


最後にメディウムを加えてコネコネし、ガラス粘土の出来上がり

ガラスパウダーがいい感じに粘土状になりました。これであれば通常の粘土と同じようにいろんな造形物が作れそうです。
ガラス粘土を3色作ってみましたよ。

モデリングガラスキットでしかできないことをやる
さぁガラス粘土でガラスフュージング!といきたいところなのですが…
皆さんはこのガラス粘土でどんな造形を楽しみますか?
粘土細工のような造形物、シリコン型に入れて型抜き、色を混ぜてカボション制作…
でもこれモデリングガラスキット使わなくてもできるよね。
そう、冷凍フュージングのように水と混ぜて凍らせたり、フュージングのりやパーフェクトジェルを混ぜて造形すれば、このモデリングガラスキットを使わなくてもできちゃいます。
やっぱこれを使わないとできないことをやりたいよね。
そこで思いついたのが…
コロコロ細長く伸ばすそうなんです。これまでの冷凍フュージングやフュージングのり、パーフェクトジェルを使った造形では伸縮性が少ないので、コロコロ細長い造形をすることができないんです。
よし、細長いガラスといえば…
ムリーニが作れるやん!
そう、皆さん大好きガラス素材「ミルフィオリ」を代表とするムリーニです。


細長くデザインしたガラスを金太郎飴のようにカットしたガラスですよ。
これがこのモデリングガラスキットでできるんじゃね?
なるとムリーニを作ろう
さぁ、そこで思いついたのはこのガラス粘土を平たく伸ばして重ねてくる巻いてなると状にしてやろうという悪巧みw やってみましょう。
まずは今回のガラス粘土に使ったガラスパウダー3色。
もちろんブルズアイ社製のガラスパウダーです。

・0164 エジプシャンブルー
・0142 ネオラベンダー
・0305 サーモンピンク
この3色を使ってなると模様のガラスムリーニを作ります。

各色綿棒で平べったく伸ばします。
これはモデリングガラスキットで作ったガラス粘土でしかできません。


これを重ねて巻き寿司のように丸めましょう。
さぁ断面は…

ナルト🍥だってばよっ!

そこからこのロールをコロコロ伸ばして、手頃な太さに。
これもモデリングガラスキットならではの方法。

これをカッターでトントントン! ナルトガラス来たーーーーーーぁ!

ムリーニを並べて型抜きしてみる
さぁここから1枚のプレートを作ります。
つまりこのナルトガラスムリーニを板ガラスにするわけです。
カットしたナルトちゃんを並べて…

綿棒で伸ばす

ナルト板ガラスの出来上がり
ここから型抜きします。
型抜きってどういうこと?

丸いガラス皿を作るために丸く型抜きいたします。
ナイスアイデアでしょ?

キレイに型抜きできました。
ガラス粘土の板だからね。ガラスカットが苦手な方も丸い型さえあれば丸くガラスをくり抜くことができます。
ガラス粘土を焼いていこう
さぁここからいよいよ円形ナルトガラス粘土の焼成です。
まずは水分を含んだナルトガラス粘土をしっかり乾かします。
自然乾燥でもいいですし、電気炉100℃くらいで加熱乾燥させてもOK。

そして電気炉で焼成。
今回は800℃でフルフュージングしてみました。

キレイにナルトガラスが出来上がりました。
とってもいい感じ。

モールドでガラスを曲げる
さぁ出来上がったガラスをモールドに乗せ、曲げて小皿に仕上げましょう。
ここで通常であれば円形のガラスですから、円形のモールドに乗せて丸いガラス皿を作流のですが…
当たり前すぎた面白くない。
出ました僕の真骨頂。おもろないから別の方法で。
はい。丸いモールドを使わず四角いモールドを使います。
丸いガラスは丸いモールドを使う
それが当たり前だと思ってないですか?
どんな形状のモールドで曲げたっていいんです。
違う形状のモールドでガラスを曲げると、そのモールドでしか出せない形状になるんです。
やってみましょう。

深めの四角いモールドに乗せて電気炉にセッティング。
モールドとガラスの間に少し隙間なんかもあって、ガラスがどんな形状で曲がるのか楽しみですよね。660℃でスランプ

キレイに曲がりました。
モールドから取り出しましたら…

ナルトガラス皿の完成!!
めっちゃいい感じじゃないっすか。
円形のガラスだったのが少し四角みのある円形に!

またモールドに乗せた時の隙間の部分がお皿の淵の波型を作ってる。
大成功じゃあーりませんか!!

ガラスをどんどん楽しんでいこう
今回はガラスパウダーをガラス粘土状にすることができる「モデリングガラスキット」を使って、このキットを使わないと作ることができない造形に挑戦してみました。
ガラスフュージングを続けていると、いつの間にか固定概念で「これはこうして使うもの」もたいな感覚に囚われていってしまうのもです。
「常識を疑え」ではないですが、少し違った角度から見てみることで面白い表現や自分自身が作りたい物のヒントになることがあると思います。
ぜひ皆さんもいろんな角度からガラスフュージングを見て、どんどんガラスを楽しんでいってくださいね。
それでは最高のガラスライフを!
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