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【まとめ】100均グッズでガラスフュージング|12の実験でわかった使えるモノとやらかしたモノ

100均でフュージング

「100均グッズでガラスフュージングって、ほんまにできるん?」

できます。というか、めちゃくちゃ面白いです。

グラクラBLOGではこれまで、ダイソーやセリアで買ってきたグッズを電気炉に放り込む実験を12回やってきました。

珪藻土のたまご型、ステンレスカップ、銅タワシ、トースター用のスチーム皿……。
うまくいった回もあれば、電気炉を開けたらえらいことになってた回もあります(笑)

このページは、その12回分をまとめた総合案内です。「器を作りたい」「模様を付けたい」みたいに目的別に並べてあるので、気になるところから読んでみてください。

なぜ100均グッズがガラスフュージングで使えるのか

ガラスフュージングの型(モールド)って、専用品を買うとそれなりの値段がします。
しかも「このサイズのが欲しいねんけどなあ」というものが、なかなか無かったりする。
(材料屋として言ったらアカンやろw)

そこで100均です。理由は3つあります。

  • 耐えてくれる素材が普通に売っている……珪藻土・ステンレス・磁器系は、電気炉の温度に耐えるものがあります
  • 離型剤を塗ればガラスが外れる……型として成立する条件はここです
  • 失敗しても100円

個人的には、3つ目が一番大きいと思っています。

高い専用モールドで「よし実験してみよう」とはなかなかならないけど、100円なら「とりあえずやってみよか」と手が動く。

ガラスフュージングって、結局この「とりあえずやってみよか」が一番の上達法なんですよね。

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【器を作る】ドレーピング・サギングに使える100均グッズ

平らな板ガラスを型の上に乗せて、熱でたらーんと垂らして器にする。

これがドレーピング(型の外側に垂らす)とサギング(型の中に落とす)です。100均グッズが一番活躍するのが、この分野。

珪藻土たまご|まずはここから

調味料入れに入れる、あの湿気取りのたまごです。

丸くて、ほどよい大きさで、珪藻土。ドレーピングの型としてこれ以上ないくらい優秀でした。

珪藻土たまごホルダー|今度は落とす

同じ珪藻土でも、こちらはくぼみの中にガラスを落とすサギングです。落とし穴もあったので、そこも正直に書いてあります。

ステンレスカップ・マグカップ|金属も型になる

珪藻土だけじゃありません。

100均のステンレスカップをひっくり返して、その上からガラスを垂らす。

金属なので熱の伝わり方が違って、これがなかなか手強かった。1回目は失敗して、リベンジしています。

珪藻土コースター|表面の模様がガラスに写る

コースターの表面に入っているエンボス模様。

あれ、ガラスに写るんです。しかもこの回は気泡との闘いになって、最後はサンドブラストでマット調に仕上げるところまでいきました。

失敗しかけたところから拾い上げていく流れが、たぶん一番参考になる回だと思います。

【模様を作る】ガラスの表情を変える100均グッズ

型として使うだけが100均じゃありません。

ガラスに挟む、混ぜる、乗せる。こっちの使い方のほうが、正直やってて楽しいかもしれない。

セリアの純銅タワシ|網目模様が浮かび上がる

これは個人的にかなり当たりでした。

銅タワシをガラスとガラスの間に挟んで焼くと、網目がそのまま模様になります。

しかも銅なので、リアクティブガラスと合わせると化学反応で色が変わる。1つのグッズで二段構えで遊べました。

トースター用スチーム皿|カボションの受け皿に

オーブントースター用のスチーム皿。

磁器っぽいコーティングがしてある容器なんですが、これが離型剤との相性がよくて、焼き上がったガラスがコロッと外れます。あの瞬間、気持ちいいんですよ。

基本編と応用編の2本あります。応用編ではシマシマ模様のガラスブロックを作って、そこから失透してしまったガラスを復活させる方法まで踏み込んでいます。

ミール皿|これは、うまくいきませんでした

アクセサリー作りに使うミール皿の上にミルフィオリを乗せて焼く。

ぜったい可愛くなるやん、と思ってやったら、電気炉から出てきたのは想像とまったく違う物体でした。

ただ、この回は「なぜそうなったのか」を突き止めたのが収穫です。

銀の上にガラスを乗せて焼成できる理由まで含めて書いてあるので、失敗の記事ですが読む価値はあると思っています。

【立体を作る】100均でここまでできる

ここから先は、ちょっと本気の実験です。「100均でここまでやるか」という回。

シリコンゴム+冷凍庫|ガラスのドクロを作る

型取り用のシリコンゴムで型を作って、水を含ませたガラスパウダーを詰めて、冷凍庫で凍らせたまま電気炉に入れる。フリーズフュージングという技法です。

字面だけ見ると無茶に聞こえますが、ちゃんと立体のドクロができました。ただし温度コントロールはかなりシビアです。

珪藻土コースター|ミニポットメルトに挑戦

ポットメルトは、穴の開いた容器にガラスを入れて高温で溶かし、下に垂らして模様を作る技法です。
本来は専用の道具が要るところを、セリアの珪藻土グッズで代用しました。

トップ温度900℃。上からガラスが垂れてくる光景は、何回見ても神秘的です。

1回目は悲劇が起きましたが、珪藻土コースターに穴を開けて再挑戦して、なんとか形になりました。

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【道具を作る】100均でガラスサークルカッターを自作

番外編。市販のガラスサークルカッターって、小さい円がうまくカットできないことが多いんです。

じゃあ作ろか、ということで100均グッズで自作しました。刃の部分をガラスカッターの刃に替えるのがポイントです。

100均グッズを電気炉に入れる前に|3つの注意点

楽しい話ばかりしてきましたが、電気炉に物を入れる以上、押さえておいてほしいことがあります。

1. 離型剤は必ず塗る

これを飛ばすと、ガラスが型にくっついて両方だめになります。100円の型はまだしも、ガラスがもったいない。どの回も、まず離型剤を塗るところから始めています。

2. 温度はゆっくり上げる

特に珪藻土は水分を含みます。一気に加熱すると型のほうが割れたり爆ぜたりします。ドレーピングやサギングはガラスの垂れ具合を温度で決める技法なので、そもそも急いでいいことが一つもありません。

温度の考え方そのものが不安な方は、この2本を先に読んでもらうと理解が早いです。

3. 塗装・コーティングされた物は避ける

色が塗ってあるもの、樹脂でコーティングされているものは、焼くと煙が出ます。素材そのままの物を選んでください。それと、珪藻土に穴を開けたり削ったりするときは粉を吸わないようにマスクを。焼く前の話ですが、大事なところです。

100均グッズは、失敗できる場所です

12回やってみて思うのは、100均グッズの一番の価値は「安い」ことじゃなくて、失敗できることだなということです。

ミール皿は失敗しました。ステンレスカップも1回目はだめでした。珪藻土コースターは気泡だらけになりました。でもそのおかげで「なんでこうなるんやろ?」を毎回考えることになって、結果として一番勉強になっています。

専用の道具でいきなり失敗すると、けっこう凹みます。100円やったら笑えます。この差はでかい。

これからガラスフュージングを始める方は、こちらもどうぞ。

次はどの100均グッズを電気炉に入れましょうか。「これ焼いたらどうなると思う?」というネタがあったら、ぜひ教えてください。たぶんやります(笑)

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